太極拳では膝を壊す人が多いですが、膝を壊さず瞑想太極拳まで至るにはどうすればいいですか。

メールでご質問いただきました。ありがとうございました。

もともと太極拳の動きは、基本をしっかりしていないと膝を壊すのは当然の動きなんです。その他の武道も同じだと思います。

日本で普及している太極拳は、お年寄りでもすぐに始めることが出来る運動として普及しています。

しかし、基礎的な武道としての動きの基本を修練していないと、太極拳の高度な動きは当然、膝だけでなく、腰や首などの関節部分を痛めるのです。

そこで、制定太極拳は、その痛めることのない安全な範囲で動けるように制定されたものです。けが人が続出したりすると、もちろん普及もままなりません。

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速い動きの練習は必要ですか?

太極拳は套路や散手などでゆっくり練りますが、その密度がバネになって、驚くほど速い動きが出来るようになります。
自然の理を利用して動く太極拳は、考えるよりも早く動きます。
ゆっくり動くのはその考えると言うよりも,深いところにある動きを見つめる意味もあります。
本当の達人はとてもとてもゆっくり套路をやります。
24式でしたら、1時間などざらです。
しかし動くと、当たり前のようにすっと動きます。考えないからです。
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気とは

今回は気についてのお話です。

気は神と精のコネクト役と考えます。

「氣」又は「炁」が正しい書き方です。

私たちは気とは、ひとつは生命エネルギーのことと考えています。生命エネルギーとは精神も、心も体も全て含めて、それらを動かすエネルギーのことです。

注意したいのは、ここで言うエネルギーとは単に熱量を持つ物質論的なものだけでなく、霊的・生命的・動的な原理としての形而上的側面と、物質的な形而下的側面を合わせて考えます。… 続きを読む

逆腹式呼吸と発勁

太極拳を練習する時、その呼吸は深呼吸(気沈丹田の状態)です。 含胸による深呼吸とは、、、息を吸うときに下腹部は締まり、吐くときに弛む⇒これは、気功療法の逆複式呼吸と同じです。含胸が正しく出来ている(含胸は、固定された形ではなく、動作につれて変化します)と、横隔膜は上下に動くことが可能になります。横隔膜の収縮によって、内臓はマッサージを受けている状態になるので、血液循環が良くなり健康に役立ちます。

体の機能を最大限に使う太極拳の発勁の時の呼吸は、他の武道と違ってリラックスして発するのですが、下記の横隔膜と呼吸の特性を見れば完全に理にかなっていていることがわかります。… 続きを読む

太極拳では相手を和合して制するとありますが、具体的にどの様な戦い方をするのですか?

とても初歩的に言うと、相手の力を我が力に。

例えば、相手が顔面の急所人中に、強烈な冲拳による捶を打ってきます。(ストレート)

単鞭の転動の勢にて鬆腰を用い、相手の捶に向かいながら、相手の勁道を相手側に向かいながら外します。

その捶の前進力に転動の勢の右手を相手の推進方向に和合し、相手の推進力をより増します。(まず和合です。武当派太極拳は全てこの理法です。沾粘勁となります。)走勁です。

相手は、和合され、より前に進んでしまいます。… 続きを読む

中国では昔から、太極拳は幸福と健康 願望の実現法でした。

中国では昔から、太極拳は幸福と健康 願望の実現法でした。 これからは平和と福祉の時代と言われています。 その時代に備え、心身の健康と、自分を超えた全てのものとの繋がりを思い出し、本来の人間の気を充実させる。そのトレーニング法の一つとして、現在でも行われている華僑賢人の知恵、瞑想太極拳をご紹介します。 本格的な楊家の伝統太極拳古式85式と、制定簡化24式による瞑想太極拳で無常でない幸福と、真の健康、そして、願望実現のための心身を造ります。… 続きを読む

頭推按を施してきました。

自分の心の持ち様は表面的な意識だけでは計り知れません。

テレビに登場しバイタリティ溢れ、しっかりしたコメントをされている人、大きな会社を素晴らしい能力でリーダーシップをとっている人、どこから見ても心の持ちようは心配がないようですが・・・

二人とも、無理をしているようなので、以前太極拳を勧めたのですが、忙しすぎてなかなか出来ないと言うことなので、しばらく様子を見ていました。

案の定、男性更年期障害のような症状が出ると言うことでした。… 続きを読む

文鳥が地震を予知しました。

私の家には文鳥が4羽(2羽はまだ幼鳥)いて、外で放し飼いです。

昨日二羽が遠出をしてきて、勝手に家に帰ってきていました。

その文鳥たちが、昨日の5時前頃に私の仕事部屋(2階)の窓枠に、外から帰ってきて遊んでしたところ、急に何かに驚いたようで、部屋の中の一番高いところに二匹で飛び移り、じっと身を凝らしていました。

私はこの様なことがあると、天変地異の前触れと信じているため、少し地震が来るかもと構えていましたが、何も無かったように思っていました。周りのものに聞いても何もなかったといいます。… 続きを読む