太極拳で病気などの治療になりますか?

私は若い頃重度の自律神経失調症を私の太極拳の先生に、集中的な山ごもり太極拳や頭推按という頭への気功術で完全に治していただきました。

未成年の頃は暴走族で、事故に何度も合い、プロレスやけんかで痛めた体、酒とたばこと不摂生でがたがたになった、神経と体、低気圧が来る前はぴたりと当てる天才でした。全て太極拳で調整することが出来ました。

今は、少々のねんざや、筋違いは1回の套路で治します。

私は他の武道にもたまに参加していますが、ほとんどの人が腰や膝などを壊しています。プロレスもそうでした。多くの武道家とも知り合いがいますが、ほとんどが腰や膝を痛めています。  … 続きを読む

自然の動きが最初からできるというのと、出来ないというのは どういう違いなんでしょうね。 もしかして、その人の性格や生い立ちも関係してくるのでしょうか?

もちろん過去も未来もここもあそこも全て関係していますが、今この瞬間にその全てをどの様に選択しているかだけで、違ってきます。

先天の気での選択か、後天の気での選択かということです。

もっと平たく言うと、すごくありふれた言葉ですが、これが基本です。

愛か不安かです。

愛は全てを受け容れることです。不安は受け容れないことです。(色々な概念がありますが、ここではこう言っておきます)

このどちらも、自分だけで出来ることであり、全く自分以外は関係有りません。完全なる主観性といいます。… 続きを読む

自律神経系の正常化と、ホルモンの分泌をバランスさせることによって、ホメオスタシスが効果を表します。 それが太極拳の効用でしょうか?

そうですね。

自分の何が太極拳を求めているのか、自分の中で見つけ出すことが大切です。

心身の調整は自律神経が重要です。ホルモンやサイトカイン・ペプチド、免疫系の働きまで自律神経が作用しています。

自律神経の作用の本体は、陰陽相殺という万物の法則です。

唯物論でいうと、意識がなくても存在する絶対的な世界での作用。 唯識論で言うと、相対性を基盤とした、有る物を認識する意識がある世界でのことです。

潜在を含む意識があるうちは、自律神経が働いていることを認識できるから、生きている認識があり、世界もあります。… 続きを読む

太極拳の身の動きが自然体として馴染むまでにどのくらいの期間を目安にしたらいいのですか?

型を覚えるには集中すれば一日でも覚えることが出来ます。

自然体としてなじむのは30年やっている先生でも出来ていない人がいます。 最初を間違えているからです。

ところが最初から自然体としてなじむ人がいます。

要は、太極拳の十三勢行功心解の一番最初にもあるように「以心行氣」直訳すると心を持って気を運ぶ、が大切です。

心が自然でないと、自然な動きには一生なりません。

心が自然とはありのままと言うことですが、太極拳では先天の気といいます。… 続きを読む

ごくせんの仲間由紀恵のような拳法って本当に使えるんですか?

ごくせんの仲間由紀恵のような拳法って本当に使えるんですか?

YouTubeの動画を見た人から、こんな質問がありました。

あの動きは内家拳のように思います。

内家拳は平常心、副交感神経での動きが最も大切です。

そこから考えると、平常心と、生死を超えても守りたいものがあるときには、使えます。

太極拳は、この様な攻撃にはこの技というものはありません。

そんな難しいことをいちいち考えていては、山ほどその技術を覚えないといけません。又、いざとなるとそんな難しいことは出来ません。… 続きを読む

人間が人間になる以前に持っていた脳の中枢「脳幹」別名爬虫類の脳にそのDNAがたたみこまれています。それを蘇らせることが、脳の覚醒であり、そのために瞑想や太極拳をしている、といえるのではないでしょうか。

そのとおりです。

脳幹の周辺にある大脳辺縁系は、本能や感情と深く関係します。やる気などもここです。脳幹が活性すると、脳幹にある純粋意識がこの本能や感情に揺らぎを起こします。ここに生き生きとした純粋な快感が生まれます。

脳幹にあるDNAに薫習された情報、もっと深くにある、人間が存在した後もその前のビックバーンが始まった揺らぎからの情報も、あらゆるキーを解かれ開放されたとき、人間は万物と完全に一体化して生きることが出来ます。… 続きを読む

太極拳は護身術にもなりますか?

もちろんなります。

もともと、私は生まれが大阪のミナミの老舗任侠団体(現在は広域暴力団です。祖父及び母は他界しましたので、私はこの組織とは一切関係有りません。)の家庭で、若い頃大阪ミナミのキル・ビル(映画)の様な世界にいました。

子どもの時からプロレス好きな私は、ビルロビンソンやカールゴッチなどの技を巧みに使い、私のおじいさんが総支配人だった大阪歌舞伎座の近くのプロレス道場で大人相手に遊んでいました。子どもの遊びの延長です。… 続きを読む

太極拳では膝を壊す人が多いですが、膝を壊さず瞑想太極拳まで至るにはどうすればいいですか。

メールでご質問いただきました。ありがとうございました。

もともと太極拳の動きは、基本をしっかりしていないと膝を壊すのは当然の動きなんです。その他の武道も同じだと思います。

日本で普及している太極拳は、お年寄りでもすぐに始めることが出来る運動として普及しています。

しかし、基礎的な武道としての動きの基本を修練していないと、太極拳の高度な動きは当然、膝だけでなく、腰や首などの関節部分を痛めるのです。

そこで、制定太極拳は、その痛めることのない安全な範囲で動けるように制定されたものです。けが人が続出したりすると、もちろん普及もままなりません。

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速い動きの練習は必要ですか?

太極拳は套路や散手などでゆっくり練りますが、その密度がバネになって、驚くほど速い動きが出来るようになります。
自然の理を利用して動く太極拳は、考えるよりも早く動きます。
ゆっくり動くのはその考えると言うよりも,深いところにある動きを見つめる意味もあります。
本当の達人はとてもとてもゆっくり套路をやります。
24式でしたら、1時間などざらです。
しかし動くと、当たり前のようにすっと動きます。考えないからです。
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太極拳では相手を和合して制するとありますが、具体的にどの様な戦い方をするのですか?

とても初歩的に言うと、相手の力を我が力に。

例えば、相手が顔面の急所人中に、強烈な冲拳による捶を打ってきます。(ストレート)

単鞭の転動の勢にて鬆腰を用い、相手の捶に向かいながら、相手の勁道を相手側に向かいながら外します。

その捶の前進力に転動の勢の右手を相手の推進方向に和合し、相手の推進力をより増します。(まず和合です。武当派太極拳は全てこの理法です。沾粘勁となります。)走勁です。

相手は、和合され、より前に進んでしまいます。… 続きを読む