花粉症の人は、がんになりにくいってホント? : J-CASTニュース

 3年ほど前に東京大学医学部研究チームが、花粉症についての調査結果を発表するなど、最近花粉症を発症する人の癌などのリスクが著しく低いことが、多く発表されています。

 中国の武当山で太極拳の指導者であった王師は、戦後の混乱期に日本にやってきましたが、80才近くになっても風邪すらひいたことが無いのに、しばらくして花粉症になったと言っていました。軽い花粉症でしたので薬も飲まず過ごしていたようですが、シーズンにはいつもマスクをしていました。

 20代後半に太極拳を教わり始めたとき、タバコやお酒、不摂生な生活を王師から指摘されました。母親が癌で亡くなるまでは、一切そのようなことを気にもしなかったのですが、母親がなくなって一切お酒とタバコを止め、仕事も辞め、一日中太極拳にのめり込み、王師に代わり武道の太極拳を教え始めたところ、今まで無縁だった軽い花粉症が発症しました。

 その5年ぐらい後に、パンダ柄の金魚を日本に紹介してから、また仕事をし始め忙しくなり始めると、急激に花粉症が悪化したことを覚えています。

 40才を超えてすぐ全ての仕事をリタイアし、太極拳と太極理論の研究に没頭するようになってからは、一挙に花粉症が軽減し、それからというものは、高熱を出した風邪に一度しかかかっていません。

 その風邪も、当時軽い花粉症を完全に治してやろうと始めた舌下免疫療法にて、濃度を間違えた処方を受けてアナフィラキシーとなり、病院で受けて点滴であるステロイドによって一挙に免疫が低下した、その数日後に発症したものでした。

 それ以外一切風邪をひいてしまったことはありません。今の場所で太極拳を教えてもう10年以上にもなりますが、誰も風邪をひいている私をみたことがありません。

 しかし、風邪のウィルスが体にはいってきたことはすぐに分かります。そして、免疫が動き始めたことも分かります。すぐに他の身体の活動を制御し始めるからです。その時はとりあえずその制御に従います。眠たくなったら必ずどんなときでも寝ます。

 花粉症も、花粉が空気汚染と結びつき、それと一緒に体にやってきた時、「ああ、いつもの花粉さんですね。どうぞ」といれてしまったときに、本来なら排除したい汚染物質も花粉に隠れて体の中に入れてしまったので、今後は花粉は要注意ということになったと、王師は自分の花粉症の発症を説明していました。

 無為自然を根幹にした王師の太極拳は感受性が本来の生命体に近づくまで著しく高まります。

その感受性は、花粉や細菌にも、そして体の中にできたがん細胞などにも働くはずです。

 その感受があれば、それに随い連なり、そして粘りつき、化させる事ができるということです。

 感受が無いと、それらが動き始めることも無く、体に悪いものが住みついたときに慌て出すということになるのかも知れません。武道の太極拳は相手に体が触れたときに、すぐに聴勁があります。触れていなくても、凌空勁の場合の聴勁は、相手の心意のみで感受します。ゆっくり動く套路は、環境を相手としてその感受性を先天のレベルまで高めるために行うのです。

 私が知っている太極拳のあるレベルに入ってくると、今までの経験上、私の妻を始め、特に私のところのの武道太極拳に参加する人は、もともと花粉症の人は軽くなり、花粉症で無かった人は軽い花粉症になることが多いようです。

「ハッハッ、ハックショ~ン!」。花粉症の人にとって、つらい季節がまだまだ続く。マスクのお世話にならない人を見て、うらやましく思うアナタ。神様はイジワルばかりしていませんって。花粉症をはじめ喘息(ぜんそく)、アトピー性皮膚炎などアレルギー体質の人はがんになりにくいという研究報告がたくさんあるのだ。過去1年以内に発表されたものを見ても以下のとおりだ。

報源: 全文表示 | 花粉症の人は、がんになりにくいってホント? : J-CASTニュース

コメントを残す