WHO (世界保健機関)は太極拳の医学的な効用に注目

WHO (世界保健機関)は太極拳の医学的な効用に注目しているのは、太極拳をされている方は皆さんご存じです。

それは、WHO(世界保健機関)のジュネーブ本部が出版した、伝統医学を紹介する世界伝統医学大全[Traditional Medicine and Health care Corverage]という本で、太極拳を伝統医学の一つとして紹介しているからです。又、最近では、心臓強化運動の一つとして取り上げており、太極拳が心臓と肺機能に対して有益であるということを正式に公表もしています。太極拳でも20分以上続けることの出来る長い套路が有効とされているので、一般の24式では少し短いかもしれません。(古式でやるとゆっくりやるので、大丈夫です)

世界伝統医学大全では、気を集中して、太極拳の綿々たる動きで、その流れを整え、人と人以外(宇宙?)と同化させることが基盤にある瞑想運動であると紹介されていますが、実際に瞑想として太極拳を行うには基本的な修練が必要です。

太極拳は気を全身に巡らして整え、リラックスした状態で、ゆっくりと行われるバレーのような動きであるとも紹介されています。確かに卓越したバレーは円運動の極みですので、確かにそのとおりだと思います。

太極拳はあらゆる年齢層のすべての人に適した運動であるとして、太極拳運動の体重移動(分虚実)、腕や足のを伸縮運動と呼吸、背骨の柔軟と抜背などを説明し、その経過で空気を輝かすような生命エネルギーが、柔らかな固まりとして両方の手の間に有るようで、最後にはそのエネルギーが全身をおおうように感じるようになると紹介されています。そして、太極拳は、病気を予防するセルフ・ケアの方法として有効であるばかりではなく、治療にも用いられると紹介されています。

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