香港、平均寿命は男女共に世界一に  – 香港経済新聞

さらに健康への関心の高まりがある。カリフォルニア・フィットネスクラブの店舗閉鎖問題はあるが、スポーツジムやヨガなどは人気があり、日系でもライザップでは顧客を着実に伸ばすなど、健康志向の高まりは強まっている。早朝に公園などに行けば伝統の太極拳をしている人が大勢いる。

情報源: 香港、平均寿命は男女共に世界一に  – 香港経済新聞

25年ほど前には、週に三回往復、時には日帰りもするほど、頻繁に香港へ通っていました。… 続きを読む

太極拳を教わっていることを誰にも言うな

shapeimage_1-2私が、太極拳を教わり始めたのは20代の時ですが、王師からは「印可を受けるまでは、私から太極拳を教わっていることを誰にも言わないで欲しい」と言われていました。その理由を聞いたところ、「太極拳は自分の家族と一族のみに伝えることになっている。その理由は、心が通え合えないと太極拳は伝わらないからだ」と言われました。そして「心が通じ合っていれば、必ず印可を与えることができる。印可を与えたと言うことは、心が通じ合ったからだ」と言われ、とても納得したことを覚えています。… 続きを読む

若者に殴られた老人、太極拳を習得して8年後に“復讐”

太極拳の武道は、アウターマッスルが衰え始めた、老年期から始めると、とても楽に習得できます。アウターマッスルが豊富にある場合、どうしてもその力に主体を置くため、なかなか内勁を主体にする勁が身につきません。
当流でも、特に体の小さな女性や、外筋をあまり鍛えていない人の方が、内勁の主導に早く到達します。しかしながら、正しい修練を行えば、アウターマッスルを主体にしていても、内勁の主導に修正できますが、この場合は「赤子のごとく」と言われるように、今までの力の使い方や、形などを全て忘れなければなりません。後天的なカンフーを捨てて、先天的な無為自然を思い出します。… 続きを読む

剣道範士九段奥園國義さんとの太極拳

Yagyu01「手で打つな足で打て。足で打つな腰で打て。腰で打つな心で打て」

これは大阪で、30年程前に私と武道について談笑していたときに、剣道範士九段奥園國義さんが、奥園さんの先生から教わったという一節です。

奥園さんは、私の祖父の組織で実戦剣術を教えていた私の剣の先生と私が飲食店に居るときに、どこからか突然現れた人で、後で知って警察関係ぐらいしか知りませんでした。

最近、あることで奥園さんが亡くなったという記事を見て、彼の経歴を詳しく知った程度です。… 続きを読む

多摩川のほとりで24式レッスン

多摩川のほとりで早朝に行った、簡化24式太極拳のレッスンです。
ほとんどが、始めて太極拳をされる方ばかりですが、最初に重要な甩手や基本歩法などを練習して行いました。
楊式太極拳の基本は、気持ちよくおおらかに楽しくです。
多摩川の水の流れる音と、心地良い風、木々の葉の擦れ合う音、鳥の声、朝日とともに、とても楽しくて、気持ちよくおおらかに行えました。

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古式楊式太極拳85式を覚えると、 簡化24式太極拳も順番さえ覚えればすぐにできます。… 続きを読む

太極拳演武見本(2016年4月24日スプリングフェスティバル)

太極拳演武見本(2016年4月24日スプリングフェスティバル)
※套路は単式を五行で行います。映像は套路のみです。套路の前後は立ったまま前後していますが、起立、着席です。
招式・護身術は武道生にて行います。(映像なし)
■套路
進歩搬攔捶
雲手
退歩跨虎
高探馬帯穿掌から十字腿
■招式 胴着用
進歩搬攔捶を雲手にて防御と同時に発勁、相手は退歩跨虎で防御、それを穿掌(高探馬帯穿掌)それを上十字で受けて蹴り(十字腿)
■套路… 続きを読む

空気との圧力

楊式太極拳は武道である。従って、誰かと相対している。套路とは、その相対する相手が空気であるに過ぎない。招式などの武道の対錬も、散手も、相手との融合をもって相手を制していくのが楊式の太極拳である。そうであれば、その高度な練習方法である套路に於いても、空気と融合しその空気との圧力を神気精で感じながら行えないといけない。そうすると、空気との融合は、まるで粘りけのある油の中を漂っているような感覚になる。意識でそのように思うのでは無く、実際にそのような感覚が生まれる。そうすれば、実際に、快拳で散手を行っていても同じ感覚であるはずである。人間相手に相手との融合を圧力を感じながら自覚するのは簡単だが、空気が相手となると高度な感受性が必要である。その感受性を現実に活かすことができるのが聴勁であり、その圧力を操作するのが粘勁、走勁、化勁などの蓄勁と発勁である。… 続きを読む

胸三寸

としごとに さくや吉野の さくら花 樹をわりてみよ 花のありかを

有名な一休和尚が、仏法のありかを問われ、「胸三寸」と答え、それなら胸を開けてやると迫られたときの短歌である。胸を開けてやると迫った、者はその後弟子になったという逸話。

太極拳に置き換えてみると

ゆらぐごと 煌めく型の 神(しん)の髄 身を割りてみよ 髄のありかを 

太極剣の神髄も「胸三寸」である。… 続きを読む

太極拳を論じることなかれ

太極拳の思想を論じることはある。しかし、太極拳は論じることができない。哲学として捉えた場合は、太極拳は無元論である。陰陽思想は二元論であり、太極思想は一元論である。論じた時点で元が生じることを気付かないことを、老子は戒めている。これが解ると、真の太極拳を知るきっかけになる。人生も同じである。… 続きを読む