「十三總勢莫軽視、命意源頭在腰隙。」
十三総勢を軽視するなかれ、その要旨は命と意の根源は腰隙にあるということである。
「變轉虚実留意、気遍身駆不稍滞。」
虚と実の転変に留意し、気を全身に行きわたらせるようにして少しも滞らせない。
「静中触動動猶静、因敵變化示神奇。」
静のなかで動にふれると動はなお静かなるごとし、ゆえに敵が変化しても神奇を示す。
「勢勢存心揆用意、得来不覚費功夫。」
ひとつひとつの勢の存心(考え)に意を用いることを揆(はか)ると、覚えず功夫を費やすことになる。
「刻刻留心腰間、腹内鬆静気騰然。」
刻々と腰の間に心を留めると、腹内は鬆静で気は騰然となる。
「尾閭中正神貫頂、満身軽利頂頭懸。」
尾閭中正にすると神が頂を貫き、満身を軽くすると頭頂懸になりやすくなる。
「仔細留心向推求、屈伸開合聴自由。」
仔細に心を留めて推求に向かい、屈伸開合は自由を聴く。
「入門引路須口授、功夫無息法自修。」
入門引路はすべからく口で授け、功夫は無息、方法は自修する。
「若言体用何為準?意気君来骨肉臣。」
もし体用は何が準となるのか?と言ったら、意と気を君とし、骨肉を臣とする。
「詳推用意終何在?益寿延年不老春!」
意を用いることを終いにはどこにあるのかと詳しく推すと、益寿延年不老春だ!
「歌兮歌兮百?字、字字真切義無遺。」
歌えや歌え百四十、一字一字は真切な義あるを遺すことなし。
「若不向此推求、枉費功夫貽嘆息。」
もしもしこれに向かって推求しないなら、功夫を空費し嘆息を残すことになる。