投稿者名:王流楊式太極拳

和合

和合すれば、敵は我が身なり。
我が身は我が心の赴くまま。

心を受けるところに愛がある。
受容すれば一体になり。
迎合すれば分裂する。
分裂すれば、心は争う。

相手の感受が始まるところを先(せん)とする。
その先(せん)を聞く。

その感受を受けて我が想念を興し、行にする。

それを「枕を抑える」と宮本武蔵は言う。

人や万物の感受を聞く、それを感じ受容する能力を思い出す。

例えば人の感受は即座に想念となり、気となり動となり表面に発露する。… 続きを読む

石の上にも三年

石の上にも三年。ことわざです。

なんでもそうですが、3年もやれば必ず名人になれます。

これは人間の身体の生理成長(新陳代謝)理論と、脳生理学の運動野や側頭葉の記憶メカニズムでも明かです。

しかし、ここが大事なところです。「石の上にも。」ということです。

冷たい石の上でも3年も座りつづけていれば暖まってくるということです。

同じところに座り続けていないと,絶対に暖まりません。

太極拳経では入り口で間違えると、全く違うところに行ってしまうと説いています。… 続きを読む

天上天下 唯我独尊

仏陀の言葉に「天上天下 唯我独尊」という言葉があります。

うちにいる文鳥たちは、空を飛びます。
私はいくら手を広げても空を飛ぶことはできません。

しかし、私は、大きなものを持ち上げることができます。

ギターの弦は震えて音を出します。
とても美しい音です。

しかし、私はたくさんの歌を歌えます。

そうなんです。全てのものは全て違って全て素晴らしいのです。

これが唯我独尊です。

そして天上天下。全ての中にいると言うことです。… 続きを読む

極へ逝かない

太極拳の心意が求めるところに、先天に戻る。 遡るということ。があります。

社会では後天的な事を積み上げて、進んでいくのが常です。

積み上げて積み上げて老い衰え死んでいく。積み上げることが多ければ老いは加速する。

遡り、遡り、若返り、生まれる前に戻っていく。これが太極拳の心意です。

何事も、極に向かうとその終局を迎えます。極へ逝くということです。

筋肉も鍛えれば鍛えるほど老化します。
努力すればするほど、疲れます。… 続きを読む

胡蝶の夢

胡蝶の夢は、道教の始祖の1人とされる荘子による有名な説話です。

巨匠フランシスコッポラがこの説話をモチーフにした文学作品から映画を造り上げました。

私も見ましたが、その思想がよく表されています。

胡蝶の夢は、荘子が夢の中で蝶として、楽しくおおらかに飛んでいたところ、目が覚めたら人間に戻っていた。人間としての私が、蝶になった夢をみていたのか、それとも今の私が蝶が見ている夢なのかという説話でです。

太極拳では無為自然を教えます。… 続きを読む

眼法(目から始まる動き)

見ているところに人間は向かっていくという後天的な習性があります。それは目が向くからであり体もそれにつられて動いてしまいます。

自転車などとぶつかりそうになったときも、自転車の方はその人の逃げる動きを追ってますので、その人に向かって行ってしまうのです。
歩行者も逃げようとして、その自転車の動きを見ていますので、自転車に向かって行ってしまいます。
それで相互に正面衝突と言うことになります。車でも、人でも同じです。… 続きを読む

純粋を持続させる

純粋、何一つ囚われも曇りもない、当たり前であるがままの状態。

純粋(神=しんの性質)を持続させる。 例えば、太極拳の套路をゆっくりと長く続ければ、それはいづれはわかります。

日常生活で純粋を持続させてみれば、とても面白い現象が起こります。

もしそれが出来れば、一瞬にして周辺の世界も変貌します。

見るものも感じるものも包括した融合した感覚を得るはずです。

面白いように、思った通りに現象が起こります。

しかし、ここがみそです。面白いところです。… 続きを読む

才能

才能(さいのう) 生まれながら持つ神・気・精で、あらゆる物事を巧みになしとげることができる、生まれつきの能力である。

神(しん) 全てのものに存在する原質(純粋な心)。全体としての普遍性(全てと通じる価値観)。普遍性から揺らぎと共に気が起こる。発想(想いの始まり。個性になっていく)のはじまりとなる。
気(き) その原質から発生するエネルギーの動き。全体とその一部である個との融和。神(しん)を感じ、そのエネルギーはそれを感受する、感性の目覚め。… 続きを読む

あるがままに

本当は最も簡単なはずなのに、難しいものです。

本当は最も楽しいことなのに、不安で苦しい。

しかし、本当は最も簡単で、楽しいことであることを。見つけ出すことが出来ればこの世を「あるがままに」生きることが出来る。

人間があるがままに生きることが出来れば、ほとんどの他のものはあるがまま生きているので、とても素晴らしいあるがままの世界が必ず戻ってくる。

太極拳を真に修練するものは、そのようなビジョンを心の中に描いている人が多い。… 続きを読む

じゃんけん・易と知られざる三極

じゃんけん。面白いものです。じゃんけんの理合にある、三極という原理、これが太極の易理論にとても重要な位置を占めているのです。

じゃんけんでは無く、こちらが負ければ、相手が勝つだけの場合。これは相対性です。

三極とは,こちらは相手に負けているが、別のものには勝っているということです。

太極の易理論はこの三極(自然の法則)と相対性(現実の現象)を明確に理論化しています。
易は、これらから統計学的アルゴリズムをはじき出して、数値化とその性状を定義したものですが、三極の変化を計算値に加味すると,変数が増える分だけより細かな易を測ることができるのです。… 続きを読む

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