簡化二十四式太極拳について

kanka24image 現在、世界中で普及する太極拳は、現在の中国政府が健康体操として制定したもので、制定太極拳とも言います。特に簡化二十四式太極拳は最も普及しています。
 しかしながら、古武道である太極拳を制定して体操化した時点で、武当山の内丹修行者の導引術として発達した「宗門の行」である多くの技法は全く失われています。
 特に楊式の太極拳を基にした二十四式や八十八式の制定太極拳は、形だけが残され、「宗門の行」として行われていた太極拳と形はほとんど同じですが、歩法や勢い、気の発し方、型の繋ぎ目、型の動きなど全く違うものになっています。
続きを読む

護身

IMG_0085 ひ弱な女性や、年配者にとって、強力な筋肉と打撃力をつけて身を守ることなどナンセンスです。

 私の弟子の30代の女性たちを筆頭に、ほとんどが小柄でひ弱ですが、初心者でも強烈な護身能力を持っています。
 本来の太極拳は、寝たきりのおばあさんがとても重いタンスを火事場から持ち出したような、火事場のクソ力を、平常心で引き出す訓練をします。
意識的に鍛えた力は、潜在能力(無意識下の能力)の約10%程度しか発揮できません。
続きを読む

(坐道トピック)明晰夢をもたらすγ帯神経活動 | Nature Neuroscience |

太極拳の源流には坐道があります。今から30年ほど前に、徹底的に坐道と瞑想太極拳(武当山では「存思」)を王氏から教わりました。その時に現れる多くの効果の内の一つに、夜に坐道もしくは瞑想太極拳の套路を行うと、よく朝の起き際に必ず「明晰夢」を見ることができるようになります。これは、道士たちが十方叢林で夜の修行の後、夢幻の中で技を練り上げ、悪鬼と戦ったり、民衆を助けたり、悟りを得たりが、自由自在に思い通りに運ぶことができるという、夢幻の修行として有名です。… 続きを読む

4METsの太極拳

 朝の太極拳の套路は、楊式85式を約1時間ぐらい行います。

IMG_2651 ゆっくりとした動きなので、そんなに運動にはなっていないように思いますが、METs(メッツ)という身体活動の強度を表す単位(運動によるエネルギー消費量が安静時の何倍にあたるかを示す)でいうと、4メッツで速歩に相当します。体重60kgの人で、1時間速歩で歩くと、時速6キロとして、1分で100m、5kcalを消費し、60分で300kcalを消費します。私の住む東急園都市線の青葉台駅から江田駅までの3駅を速歩で歩く距離です。
続きを読む

太極拳に最適な3種類のミュージックを無料でダウンロードできる、プレゼントキャンペーンを、本日より平成26年5月31日までの間実施する。 – ライブドアニュース

太極拳に最適な3種類のミュージックを無料でダウンロードできる、プレゼントキャンペーンを、本日より平成26年5月31日までの間実施する。

写真拡大

エムジーエフ株式会社の音楽レーベル・タイチレコード(Taichi Record)より、世界中で販売されている太極拳トリップミュージックを、単行本《簡化24式太極拳で骨の髄まで練り上げる技法》購入者に対して、無料でプレゼントするプレゼントキャンペーンを、本日より平成26年5月31日までの間実施する。キャンペーンサイト… 続きを読む

太極拳の易筋行:筋肉が多いと死亡率が下がる

shinmei1988年から1994年の間に3,600人の男性で55歳以上、女性で65歳以上の大人を対象にした新たな研究で、2004年にフォローアップ調査で、参加者のうち何人が事故死を除いて死亡したか調べ、そしてその筋肉量と死亡との関連性を調べた結果、より筋肉がある方が顕著に死亡率が下がることがわかりました。

この研究者の一人である、カリフォルニア大学のアルン・カラマングラ教授は「筋肉をつける運動をすることが健康には得策です」と話しています。… 続きを読む

武道の世界《太極拳三昧》

ryusui武道の世界。真に経験したものしか知り得ない世界がある。
例えば、戦時中の中国で、戦後の日本で、生死の境において身につけた武道で武を実戦した、あの少林寺拳法の創始者の宗道臣氏。
武道と名がつけば、全て同じ世界でつながるようだが、彼の場合は違う。
私が思うに、彼の世界が真の武道の世界である。
実際に生死の境で武を実戦したものの世界は独特であり、経験したものでしか分かり得ない。
スポーツ化したものは論外だが、いくら、リング上で仕合でも、また、路上においても利を得るためだけに使用された格闘とは全く違う世界である。… 続きを読む