がん細胞は脂肪を利用して転移する | Vol. 14 No. 2 | Nature ダイジェスト | Nature Research」

太極拳には、古くから易筋行という位置づけがあります。太極拳は、細胞の、ミトコンドリアをエネルギー発生源とする、即ち赤筋主体の易筋行です。赤筋の多いバランス筋を内勁として動かします。これはほとんど不随意筋で、無意識のまろやかな動きを造り上げます。白筋が多い随意筋は、解糖系というエネルギーの発生システムです。この双方のエネルギー発生システムを使用する筋肉のバランスを維持するのが易筋行です。従って、脂肪が過多になったり、痩せすぎではなく丁度良い体になります。
どこかの太極拳の老師に、過度な肥満体型の人がいましたが、そのウィキペディアには菜食主義だったと書いてありました。アメリカの菜食主義の人の25%は肥満体型ですが、その全てのひとはベジタリアンでありながら、不摂生で、ポテトチップ、野菜ピザ、炭酸飲料を暴飲暴食しているという研究データがあります。
太極拳の套路や武道の動きは、このようにバランス筋を主体に、随意筋を従にして、全体のエネルギー体型のバランスも取ります。
従って、食欲もバランス良く安定し、全体のエネルギー生成も偏らず、脂肪に過剰なエネルギーが蓄積されることもありません。
そのどこかの太極拳老子は、どのような太極拳や内家拳を習ったのでしょうか?私たちの太極拳とは違うようです。同じ名前の太極拳ですが、本質は違うのでしょう。
このように、脂肪が過多になったり、逆に痩せすぎることを太極拳では偏重といいます。
何にしても、この記事のように、がん細胞などに利用されない体造りを目指すには、無為自然な生き方に限ります。

がん細胞は脂肪を利用して転移する Nature ダイジェスト Vol. 14 No. 2 | doi : 10.1038/ndigest.2017.170203原文:Nature (2016-12-07) | doi: 10.1038/nature.2016.21092 | Fat fuels cancer’s spread in mice Heidi Ledfordがん細胞の弱点が分かったかもしれない。マウスでの研究で、転移するがん細胞は脂肪をエネルギー源として利用している可能性が示されたのだ。脂肪細胞(写真)は、がんが全身に転移する仕組みに重要な役割を担っている可能性がある。 | 拡大するSteve Gschmeissner/SPL/Gettyがん細胞が、発生した部位から全身に広がる過程は転移と呼ばれ、がんによる死亡の主な原因である。マウスでの研究から、がんの転移を担う細胞が、浸潤を行う際のエネルギー源として脂肪に依存している可能性が報告された。がん細胞の致命的な弱点を発見したのかもしれない。

情報源: がん細胞は脂肪を利用して転移する | Vol. 14 No. 2 | Nature ダイジェスト | Nature Research

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