Nature ハイライト:幹細胞の「健康」はオートファジーによって維持される | Nature | Nature Research

 私たちの健康は、太極拳の医武同源の根本にある「整体」という思想においては、ホリズム「全体観」を以て維持されています。

全体観とは、例えば病気だけを取り上げて考えてみると、一つの場所にある疾患は、その場所だけの問題で起こるのでは無く、環境や心を含む全体的な状態で起こっていると考えられています。

このようなホリズムは、世界最古の医学といわれている「シッダ医学」の根本原理であり、その原理はインドから中国に伝わりました。そのためかどうか分かりませんが、シッダ医学のシッダ「特別な能力を持った医師」の一人が、タオの創始者である「老子」になったという説もあるほどで、老子の考えもホリズムの視点に立った全体論です。… 続きを読む

易骨・骨を健康に戻す

太極拳では、易骨といって、骨を鍛えていく修練を行います。

骨は命を終えても最後まで残る人体です。

太極拳は骨と筋を使って動くということがわかるようになると、年をとっても骨と筋だけで、十分な勢を保つことができます。

我が専修クラスでは「叩歯鳴鼓」などの坐道で骨に気と勁が伝わる感覚を身につけ、武道クラスでは徹底的に骨を鍛えます。

太極拳の考え方では、バランス筋などを育てても、年齢を増すごとに衰えていきますから、その鎧が取れれば、やせ衰えた骨が残るので、最初から骨と最低限の筋を維持することを修練します。易筋、易骨です。… 続きを読む

中国では昔から、太極拳は幸福と健康 願望の実現法でした。

中国では昔から、太極拳は幸福と健康 願望の実現法でした。 これからは平和と福祉の時代と言われています。 その時代に備え、心身の健康と、自分を超えた全てのものとの繋がりを思い出し、本来の人間の気を充実させる。そのトレーニング法の一つとして、現在でも行われている華僑賢人の知恵、瞑想太極拳をご紹介します。 本格的な楊家の伝統太極拳古式85式と、制定簡化24式による瞑想太極拳で無常でない幸福と、真の健康、そして、願望実現のための心身を造ります。… 続きを読む

【コラム】中国でヒップホップが禁止に-サーチナ

 中国で清朝が西洋列国の統制の下に終わり、厳しい管理統制機能を持つ共和政治が生まれ、太極拳などの武術は中国国民党の指導の下で、1928年に南京中央国術館にて統制されました。また、北京では中国共産党の先駆団体の管理の下、下北京市長が設立した北平体育研究社にて統制されました。
その後、共産党の国家体育運動委員会によって制定太極拳と、伝統太極拳が国策の元で中国の国家文化として統制され、1986年3月に「国家体育武術研究院」が設立し、より市民的なスポーツ競技として武術を定着させるために、1990年には中国が初めて主催した「アジア競技大会」で武術… 続きを読む

イチローVSダルビッシュ イチローの「ライオンは筋トレしない」にダルビッシュが反論する

 最近のイチローさんの言葉です。話題になりました。

「メジャーに来て最初に思ったのは、周りがでかい奴だらけだということ。

それに対抗しようと、最初は筋肉をつけた。しかし、たった3kg増えただけで、体が全く自由に使えなくなった。

人間の体は、様々なセンサーを出してくれている。過度な筋肉をつけることは、そのセンサーを殺してしまうことに繋がり、それは結果的に怪我につながる。

結局人間は、生まれ持った”関節”とか”腱”なんかは鍛えられないから、筋肉が大きくなるとそれを支える部位で故障が起きてしまう。… 続きを読む

柔らかくなろうとする堅さ。リラックスしようとする緊張。

 例えば柔らかい。または、膨らむ。形が自由に変化するなどなど、このようなものは何かの性質を言い表したものです。
私の知っている太極拳はこのような性質をとらえることはしません。
柔らかく動く、水のように流れる、または形を変える、風船のように膨らみ縮むなどは、全て太極拳に現れる一つの性質です。このように、柔らかい動きを求める事、膨らむこと、形が自由に変化することなどの性質を意識すること自体、私の知っている太極拳の場合は双重の病として考えます。… 続きを読む

太極拳は太極の状態を思い出すメソッド

太極の状態=カオスの縁にある創発の状態=ゾーンに入った状態(スポーツ用語)

今から1万2千年前に確立されていた最高の医学理論「シッダ医学」も、により、この状態を目指し、人々の健康を求めたものでした。現在においては、その理論は、全体は、各部分の算術的総和以上のものである、とする考えである「ホーリズム」という概念に受け継がれています。

武当派の楊式太極拳の根本には、太極理論がありますが、「ホーリズム」は実践論としての太極理論とも言えます。太極拳の養生理論を説いていくと、すべてこの「ホーリズム」と一致し、そこには、「太極の状態」を健康体として目指す養生論があります。武道としての太極拳においても、最小の力で総和の臨界的最適力を発揮することができる「太極方式」となっているのです。… 続きを読む

平均寿命で日本を超えた香港、その秘訣とは?―中国ネット

この記事が理由の一位として示すように、確かに、毎朝の太極拳(制定太極拳でない)が健康の秘訣でしょう。その香港の人たちの太極拳に対する考えに秘密があります。

医療制度も整っていますが、日本ほどではありません。

香港の太極拳について詳しくはこちら

2017年8月24日、中国のポータルサイト・今日頭条に、平均寿命で日本を超えた香港の長寿の秘訣(ひけつ)について紹介する記事が掲載された。厚生労働省が2016年…(2017年08月25日

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泥丸という上丹田のある場所

太極拳では、丹田の上中下の位置を明確にし、そこに気が集まるように修練します。気はエネルギーの動きのことであり、そこにエネルギーが向かうように、太極拳を修業するのです。
この上丹田の場所は、泥丸と言われる場所であり、まさしくこの「視床下部」のあるところです。
健康な視床下部幹細胞を中齢マウスへ移植すると、老化を遅らせ、寿命を延ばすことができたと言うこの論文は、またも、太極拳の養生論という経験科学を現在科学で立証する一つになったようです。… 続きを読む

太極拳は細胞レベルでストレスを解消する | NewSphere

武当派の楊式太極拳では、古来から「節節貫穿」という言葉があり、人間の潜在力を開花させるための宗門の行でしたから、それが科学的にもやっと分かってきたようです。
「節節貫穿」については、以前の記事でも書きましたのでこちらをご覧下さい。
https://www.ohtaichi.com/?p=5087

ヨガや瞑想といった精神的な世界観を有する運動はただ人をリラックスさせるだけのものではないようだ。最新の研究によるとこれらの運動をすることによって、ストレスと関係のある細胞の働きが抑制されるのだという。

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