テレビで大きな熊のぬいぐるみを見て思い出しました。
太極拳は、例えば柳穿魚や、黄鷹掐嗉などは、首に打ち込んだ虎口掌のまま、最後に全体重を人差し指と親指の間の虎口に乗せて、一緒に倒れ、地面に打ち込みます。相手の頸は地面と虎口掌に乗った体重によってへしゃげます。
他にも、頭を手揮琵琶の両手でを掴んで右に回し投げる天師擦球から、それを地面に投げ落とした瞬間に抱掌で左日逆回転の発勁をする首をねじ切るような揉転太極など、こんなものは稽古でできるはずがありません。… 続きを読む
2026年2月8日稽古記録
①太極拳のハイキック 分脚 折腰 金的を十字手で守りながら。太極拳では、こちらからハイキックを蹴り込む事はないが、招式の中で行うのは黄龍発尾(こうりゅうはつび)
ハイキックで蹴るのは太極拳に対しては危険
②太極拳には手揮琵琶がある。蹴りを受けたと同時に、相手のがら空きの金的に踢脚が発勁されている。受けと同時に受けたバネで発勁する瞬時の踢脚だから避けようが無い。手揮琵琶で蹴りを受けて金的に発勁するのは、金龍出洞(きんりゅうしゅつどう)… 続きを読む
稽古日記・2026-02-05・夜間クラス
稽古日記を付けることをサボらない。このコツは覚えているうちに書くことです。現在68才。20才頃から、無謀極まりない私のため、私にプロと対抗できる護身の為の技撃太極拳を教えてくれたのが祖父の護衛であった王師でした。
この王師から教わったのが、稽古日記でした。
毎日、店《大阪ミナミのサパークラブ「クレージーホース」》の近く、今のアメリカ村にあった祖父の組織が持つプロレスの稽古場のマットの上で、午後の2時頃からの出勤前の2時間ほど稽古を付けてもらっていました。ほぼ毎日です。… 続きを読む
2026年2月1日の稽古
結構ブログを書くのをサボっていましたが、今日から新しい人が参加したのもあり、これを機会に、これから武道クラス、そして夜間クラスの稽古の記録を備忘録として書いていこうと思います。今日は一番広いスペースで行いましたが、久しぶりに全員参加で大変活気がありました。
①まずは、相手がボクサーのように早い引きがあるパンチに対しての按手。
ボクサーの早い引きのある右拳に対して、避勢と同時に惑衛の円圏で右拳の肘を按手で連、相手はもう左拳は出せず背勢となる。… 続きを読む
太極拳を美しく始める──「導引」から「套路」へ、伝統の学び方
太極拳は、動きそのものはゆっくりしているにもかかわらず、いざ覚えようとすると意外に時間がかかるものです。特に套路(とうろ)と呼ばれる「型の連続動作」は、一見すると複雑で、動きも多く、初心者の方にはなかなかハードルが高く感じられるかもしれません。
ですが、実は中国に古くから伝わる、とても効果的で自然な「学び方」があるのをご存じでしょうか?
まずは気持ちのよい「導引」から始めましょう
太極拳の套路をいきなり丸ごと覚えるのではなく、まずはゆったりとした「導引(どういん)」や簡単な気功動作から入るのが伝統的な方法です。… 続きを読む
楊式太極拳の点穴術。行気の極意と、三尖と節の技術で始めて実戦で使えるようになる。
私たち人間はエネルギーを生成し、そのエネルギーの働き=気で生命活動を行っています。その気は通り道(経絡)から体中を巡り、その局所(経穴)で集結し、生命活動を活性化します。
楊式太極拳の源流である武当山の太極功は套路に於いて、この経絡と経穴の活性化を図る行気を含んでいます。まずは坐道において気を巡らせる環流法という特別な座り方にて、行気の基本を毎日涵養します。
そして無為自然に立つとその気は、身体を天と地につなぐように気が巡ります。この気の巡りが、小周天・大周天を連結すると、大架式という套路が始まります。… 続きを読む
站椿を極める。秘密は坐道にあり。楊式太極拳の極意
太極拳の源流は坐道にあります。
坐道でも特に、玄牝抱球を極めれば、太極拳の基本は完成したと言われます。
正座して座り、その膝の上に玉を抱くこの坐道は、このまま立つと站椿になります。
包球站椿は、最も基本的な站椿であり、太極拳の套路の予備式にて玉を抱きます。
武道クラスでは、両手を前から両手でつかまれた場合は、太極拳には多様な技がありますが、この站椿だけで相手を制していく技を稽古しました。
この稽古風景と站椿について、YouTubeに動画をアップロードしましたので、是非ご覧下さい。… 続きを読む
多くの武術でポピュラーな小手抜き。実戦では使えない理由と、実戦での使い方。楊式太極拳用法・青龍出海
多くの武術で護身術としてポピュラーな小手抜き。これを実戦で使うという事ですが、例えば手を掴まれて引っぱられたらとりあえずテコの原理で抜けます。
確かに抜けました。
しかし抜けた時点で、相手は新たな展開のために準備します。通常の武術練習では相手が止まっていますが、実戦ではそんなことはあり得ません。
新たな展開に反射的に準備が始まります。そこで抜いてから裏拳を打つ、相手がよほどのんびりしていれば当たるでしょうが、ほとんどは受けられるか、当たっても効果はありません。… 続きを読む
太極拳の師の、実戦で放った発勁の強烈な印象は今も忘れられない。柳穿魚
私が18才ごろから働いていた大型ディスコ(当事はサパークラブ)は、裏の人と芸能人が客の3/4を占めており、当事暴力団の縄張り争いが盛んな界隈の中心であったため、毎日数回の殺傷沙汰のケンカが起こり、近くの仮称マンモスボックスというところの警察官が店に入ってきて営業が数回止まるという、夕方の5時から朝5時まで営業するとんでもない危険な飲食店でした。
私がそこに働き出した頃から、よくモデル風の女性を連れてやってくる50代くらいに見える人物は、私の店でも有名な人物で、いつも100%のオレンジジュースを飲み、私にも親しげに優しく接してくれていました。… 続きを読む
楊式太極拳・十三勢の原理をYouTubeで公開しました
楊式太極拳は別名十三勢と呼ばれます。
十三勢は四正手・四隅手・五行で、人間の生命の営みにある全ての勢いをこの基本原理で現しています。
中国古代からの万物の法則には、三才があります。
天地人です。
四正は天を表し、いわゆる普遍の空間です。
四隅は地を現し、無始無終の時間の流れの中で普遍の変化があります。
そして、五行は人で、その時空の中に立って初めて、前後左右と、自分が立つ中定が生まれ、天地と一体になって生きていくのです。… 続きを読む

