勢により力が発せられることを発勁という。… 続きを読む
勢
勢は神から起こり、気によって精が動くこと。
簡単に言ってしまえば、字のとおり勢いのことです。
勢いとは何らかの始まる原因があって、その後の自然な動きです。無為で自然な動きを太極拳では勢といいます。… 続きを読む
太極拳では膝を壊す人が多いですが、膝を壊さず瞑想太極拳まで至るにはどうすればいいですか。
メールでご質問いただきました。ありがとうございました。
もともと太極拳の動きは、基本をしっかりしていないと膝を壊すのは当然の動きなんです。その他の武道も同じだと思います。
日本で普及している太極拳は、お年寄りでもすぐに始めることが出来る運動として普及しています。
しかし、基礎的な武道としての動きの基本を修練していないと、太極拳の高度な動きは当然、膝だけでなく、腰や首などの関節部分を痛めるのです。
そこで、制定太極拳は、その痛めることのない安全な範囲で動けるように制定されたものです。けが人が続出したりすると、もちろん普及もままなりません。
交差勁、蹴り
練習記録(練習生作成)
①交差勁…手を十字にする勁によって相手の攻撃を受け流す。
甲は右手揮琵琶から、寄せ足をして右回分脚をする。
乙は左手揮琵琶でやや上体を右に向け、腰に隙を見せる。甲の蹴りが来たら、十字手のように円を描きながら(右上〜左斜め下へ)、蹴られる側の腰あたりで十字を作り、相手の蹴りを体を使って後ろに流し前足重心になる。受けるときは含胸抜背で、自分の腹と十字の手との間に伸縮自在のゴムボールを抱えた感じにする。
太極拳では相手を和合して制するとありますが、具体的にどの様な戦い方をするのですか?
例えば、相手が顔面の急所人中に、強烈な冲拳による捶を打ってきます。(ストレート)
単鞭の転動の勢にて鬆腰を用い、相手の捶に向かいながら、相手の勁道を相手側に向かいながら外します。
その捶の前進力に転動の勢の右手を相手の推進方向に和合し、相手の推進力をより増します。(まず和合です。武当派太極拳は全てこの理法です。沾粘勁となります。)走勁です。
相手は、和合され、より前に進んでしまいます。… 続きを読む