套路の過渡式が太極拳の神髄

現在行われている太極拳の套路で、型の姿勢、ひどい場合には手の形や足の裏の形などを正しく行うように要求があるとされていますが、実はその套路の型自体は、他の武道と同じく、構えもしくは、残心という、技の始まり部分と終了部分だけなのです。

もちろん構えと残心は大切ですが、その途中にある過渡式が実は技なの… 続きを読む “套路の過渡式が太極拳の神髄”

歴史2:太極拳経の著者・王宗岳

太極拳経の著者、王 宗岳(おう そうがく、生没年不詳)は、清・乾隆年間に活躍した武術家です。張三豐が始めた内家拳法をより実戦的に道家内でしっかりと技術体系化した太極拳法という武術と、剣法と陰符槍法を得意としていました。

清朝は禁武政策の中でも、道教を保護していましたから、 山西人で乾隆56年から60年(1791年 – 1795年)にかけて、若き道士を集めるため河南、洛陽、開封などに滞在し太極拳法の宣伝に努めることがで… 続きを読む “歴史2:太極拳経の著者・王宗岳”

無意識で動く太極拳の真の武術性

太極拳生活を続けていると、布団の中に入るとすぐに深い眠りにつき、そして、深い眠りの中でも異変ですぐに目が覚めます。

深い睡眠でも違和感に対し即座に目が覚めるのは、太極拳の副交感神経を使った練習で、深層意識を使った聴勁(相手や環境の気を感じ取ること)が自然に身につくからです。

動物としての本能を思い出すみたいなもので、深いリラックスの中で、気が動く訓練を行います。

このような練習を続けていると、深い… 続きを読む “無意識で動く太極拳の真の武術性”

相対するものを知る太極拳

強弱とは単に相対するものです。

強弱とは単に相対するものです。
左と右、上と下、女と男などと同じように性質として考えるのが太極拳です。
強いから良い、弱いから悪いのではありません。

強いところはどこか、弱いところはどこかそれを知ります。
何に強いのか、何に弱いのかそれを知ります。

よく観察すると、強いところには弱いものが混在しています。
そして弱いところには強いものが混在しています。

それが太極と… 続きを読む “相対するものを知る太極拳”

囚人から人に戻る太極拳

囚われを見つけ出すのが太極拳の套路です。

囚われという字は人を囲みの中に閉じ込めている字です。

囚人の囚です。

物理的に檻に閉じ込められていいるのではなく、色々な条件に囲まれている状態です。

例えば、功名富貴(こうめいふき)という四本の線を取りはからえることが出来れば、並外れた人間にな… 続きを読む “囚人から人に戻る太極拳”

無源を使う

太極拳は、道教の理論と合致しているところから太極拳と名付けられたのですが、道教の祖は老子というおじいさんです。
テレビの香取慎吾が主人公の西遊記では、「おっぱいまつり」が大好きなおじいちゃんでした。
太極拳は中国の道教のお寺で、少林寺の内家から流れ出た僧達によって主に伝承されていて、道教のお寺が集まる武当山はいうなれば太極拳のメッカでした。(古き当時はまだ太極拳とは呼ばれていませんでした)
その老子が残した道教の道経の第四章は無源とい
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武道としての太極拳の変化

現在の中国における武術も、日本での武術もそうですが、武道を習う人に対して、武道が本来の武術と同じような要求を続けていくとしたら、武術を学びたいという人は減少せざるを得ないと言うことはどの武道家も知っています。
そこで、ずいぶん昔から、武道である太極拳はその武術自体を大きく変化してきました。
その理由は、本物の武術を追求するには長い時間の毎日の練習と、良い師が必要になるわけですが、現代人は余りにも忙し… 続きを読む “武道としての太極拳の変化”

太極拳の源流

太極拳は少林寺の内家で修行されていた宗門の行で、世に出て長拳となりスポーツ化されました。記録はインダス文明の時から発展した、カラリパヤットが原型と言われています。その内家の本質を維持するために、武当山などの道教の寺院内家で宗門修行されていて、攻防理論などは道教の太極理論と全く一… 続きを読む “太極拳の源流”

太極拳の身の動きが自然体として馴染むまでにどのくらいの期間を目安にしたらいいのですか?

型を覚えるには集中すれば一日でも覚えることが出来ます。

自然体としてなじむのは30年やっている先生でも出来ていない人がいます。 最初を間違えているからです。

ところが最初から自然体としてなじむ人がいます。

要は、太極拳の十三勢行功心解の一番最初にもあるように「以心行氣」直訳すると心を持って気を運ぶ、が大切です。

心が自然でないと、自然な動きには一生なりません。

心が自然とはありのまま… 続きを読む “太極拳の身の動きが自然体として馴染むまでにどのくらいの期間を目安にしたらいいのですか?”

技法について

技法は招式である。各技を法に基づいて運用することで型(式)を完成させる。