①斜飛式
掌が象の鼻先のように飛んで行き、その後に攬雀尾の中心にいる雀が鼻先に移動する発勁(球勢の移動と掌の跳ね上がり)
旋風勢との違い。肩を中心にして回る旋風勢(体幹に起こった旋風勢が腕を回す)
象が振る鼻先のように軌道を描く斜飛勢(体幹から指先に至った勢が斜めに飛んで行く)
(体験)魯班架棚(ろはんかほう)合気道の四方投げのようだが、斜飛式を使って投げると、解法が効かない。(四方投げに対しては多くの解法があり、太極拳には効かない)
いつの間にか投げられる。
(体験)斜飛式が帯脈に発勁される不思議な感覚を体験。
(体験)斜飛式が避けた腕の下から跳ね上がり、顎に発勁される体験。
②斜飛式の撒歩の不思議
まず斜飛式で掌が飛んで行くと、左足に撒歩が起こる。そして最後の発勁で、右足に撒歩が起こる。
(招式を体験)敵と対している後から、別の敵が、右肩を左手で強く左下方に引き込んで仰向けに倒そうとする。通常は大きく後方に仰け反るか後方に倒れることを体験。仰け反ったところの顔面を叩かれるときつい。
(体験)ところが、左足の撒歩一つで安定し、相手に斜飛勢の発勁が放たれる。相手の右拳も発勁と同時に左臂で避けることができる。仙人清客(せんにんせいきゃく)地味な招式ですが護身に有用
③球勢の移動
真ん中に雀がいる球体、これが球勢(攬雀尾の円圏) 彎弓射虎はその球勢を二つに分離、打虎式は球勢と共に围绕勢に乗って体幹も移動、斜飛式は球勢を斜飛勢に沿って移動してから、雀が後で追いかけて入っていく。

④(体験)四方投げで相手が自分を回してくれると、その蓮心勢で一緒に回ればいい(逆転して相手が背勢になる)斜飛式からの魯班架棚(ろはんかほう)は、相手を静止させて自分が回るので、相手はいつの間にか投げられる
⑤ついでに、相手の手が右肩の上で折り曲がって、そこで頑張ってガチガチに動かないことを想定。あり得る。相手に渾身の力で、その腕を動かさないようにしてもらうと、これをいくら頑張っても投げることが出来ない。力勝負で勝てばいいが、もみ合いになるのが落ち。
ところが海底針を使った順水推舟(これも四方投げの投げる部分のみ)で魔法のように、いくら強固に頑張っても投げられてしまうことを経験、関節技ではなく、海底針の勢で。不思議体験。
ついでに海底針の秘密を説明。金糸纏腕でも何でも、特別な示意となる。人間が持つ、身体の中心の衝脈と平行する矢状面にある沸勢と沈勢の天と地を結ぶ鋭い勢い。海底針に秘められており、これを毎日の套路で涵養する。

