大阪で、20代後半に、王師と共にクラブの女性に護身術の手ほどきをしたことが有ります。
このように、腕と身体をつかまれたらその勢いに乗って、相手に全重心をぶつけるのが懒熊靠樹。
このイラストでは、豪傑が右手で老人の腰を引き込み、左手で老人の左手を握り寄せています。
この豪傑の力にそのまま、勢いとして随して、連なったところから、一挙にその溜まった力の重さと共に、豪傑にこれからぶち当たる寸前です。
ぶち当たったら、豪傑はぶっ飛ぶので、そのまま逃げることが出来ます。
相手の力によって、小さな身体でも、全重心が相手にぶつかるので、効果は抜群です。
子供などに教えておくといざというときに役立つかも知れません。
大きな大人でも簡単にぶっ飛ぶので、稽古をやるときは要注意です。
勢いは野馬分鬃の靠勁。野馬分鬃は、簡化24式にもあるオーソドックスな型ですが、多くの示意(用法)があります。