楊式太極拳の極意・胸に玉を抱いて全てと連なる・抱球勢

楊式85式太極拳の套路には、攬雀尾や野馬分鬃その他多くの型の前過渡式に、抱掌があります。

抱掌は、多くは抱球勢、中には玉女穿梭の時のような抱玉勢、時には、攬雀尾掤勢の時のような掤勢の時などにも抱掌があります。

今回は、この抱掌の内、抱球勢によって相手と連なり、まるで玉を転がすような奥義を稽古しました。

これも連のテーマの一環であり、この稽古風景を公開しましたので、前回に引き続きご覧下さい。

人間は、四つ足動物であり、この抱球勢は母親のお腹の中にるときから保有している、大変大切な勢いです。

この抱球勢は、坐道の「玄牝抱球」から開合座にて涵養できます。

毎日のこの坐道を極めれば、ほぼ太極拳の中心となる抱球勢が思い出されます。

この抱球勢をニュートラルとして開合することで、収縮と拡散の原理が全て思い出され、十三勢の四正手の第一勢としての攬雀尾の掤勢があるのです。

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