歩型

• ❑ 並歩

• ❑ 開立歩

• ❑ 馬歩

姿勢が前を向いている立ち方である。重心が両方にあるのではない。

• ❑ 弓歩 前実後虚

打ち終わった最終の形であるが、太極拳ではこの形を前体重の残心の運歩として訓練する。後ろ脚は完全に蹴り足になっている。この蹴り足がある形が弓歩であり、馬歩は蹴り足がない。踏み込みを重視。

• ❑ 虚歩 後実前虚弓歩 前実後虚

相手の攻撃を待ち受ける場合の運歩であり、後ろ足に体重をかけ前足にはほとんど体重をかけない。続きを読む

手型

・掌・・・掌心を使います。

・掌根(2種)・・・掌根を使います。五指を開いたもの、五指を折りたたんだものがあります。(熊手)

・拳・・・拳面を使います。二指と三指があります。

・鈎手・・・五指をとがらせてその先端を使います。

・一指・・・掌指を使います。(色々な使い方があります)

・二指・・・掌指二本を使います。(色々な使い方があります)

・三指・・・掌指三本を使います。(色々な使い方があります)

・四指・・・掌指四本を使います。(色々な使い方があります)… 続きを読む

勁の段階

太極拳では、以下の段階で滞らず、陰陽和合で勁の段階を終えることを要求する。

●創勁(そうけい)

その勁を作り出そうとする意識にあふれると気、その勁はとても直である。勁の動作の昇降が無い、すなわち起落しがたいため、動きが止まる。

巧勁(こうけい)

巧みな勁に走ると、それが芸になる。ただ、そのコツのみを会得しようとすることで、根本を失う。すなわち、その技やコツに固執してしまうことで、剛くなってしまうと、動きが止まってしまう。続きを読む

太極拳の套路はゆっくり行う。

太極拳の套路はゆっくり行う。(想念太極拳・瞑想太極拳)

太極拳は陰陽が離れず、ずっと気によって連綿とつながっている。

ゆっくりやればやるほど、気を連綿と維持するのが難しい。

実戦においてその気の途切れが、隙となる。また技が崩れるところである。

相手のスピードがゆっくりに変化したとき、そのゆっくりと動くところでの気の維持ができなければ、相手に勢を委ねてしまう。要は相手の勢によってこちらが制御されるのである。… 続きを読む

型(けい)

発勁がなされたときの精による形が無数にある。それを勢としてまとめて形にしたものを型という。套路の中の一つの形である。型には多くの用法が含まれている。用法とはすなわち勢によってなされた発勁の精の姿である。続きを読む