王流について

師範若林政樹は、昭和32年、大阪歌舞伎座などでプロレスや芸能の興業などを業とする組織の一族に生まれ、祖父などにより幼少の頃から特にプロレスを教えられ、その後実戦剣術などの修行を経て、20歳前後は大阪ミナミのクレージーホース(大型ディスコ)で毎日起こるプロ同士の道具を使ったけんかなどを止める立場にいました。

その頃から必要に駆られ、様々な武術を修行している頃、クレージーホースに出入りしていた華僑賢人の王氏と懇意になり、祖父への恩義と言うことで、当時70才を過ぎていた王氏から門外不出の楊式太極拳を教わりました。そのほか、祖父の関係でその道のプロフェッショナルから柳生新陰流やその他の実戦武術・棒術などを教わっていましたが、その中でも王氏からの師事は毎日マンツーマンで長時間に及び、32才の頃王氏から印可を受けました。… 続きを読む

散手対打

転身擺蓮+海底針(転海)※解説1

甲:手揮琵琶・重心は後ろ脚。

乙:手揮琵琶・重心は後ろ脚。

甲:手揮琵琶を下げて、顔面への攻撃を誘う。
(手揮琵琶は套路を参照ください)

乙:右足を差し込んで、乙の顔面を狙って右冲拳

甲:転動の勢・左脚を引き寄せて右に転動・重心を右に移動

甲:転動の勢・左に転動を開始しながら、左腕で掤勢

乙:右冲拳を掤勢で遮られたため、左冲拳を甲の腹部の急所を狙って打ち始める。

甲:転動の勢・左に転動して重心は左足になりながら,腰腿を使用して右足を後ろに引き、掤勢から扌履勢を開始し乙の右腕をやや巻き込む,右手は円圏をもって,採勢(右外側から外に円を描いて上に上がり、腰腿に応じて内側に円を描きながら、乙の左冲拳を上から覆い被さるようにして下に押さえる)を開始する。
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逆腹式呼吸と発勁

太極拳を練習する時、その呼吸は深呼吸(気沈丹田の状態)です。 含胸による深呼吸とは、、、息を吸うときに下腹部は締まり、吐くときに弛む⇒これは、気功療法の逆複式呼吸と同じです。含胸が正しく出来ている(含胸は、固定された形ではなく、動作につれて変化します)と、横隔膜は上下に動くことが可能になります。横隔膜の収縮によって、内臓はマッサージを受けている状態になるので、血液循環が良くなり健康に役立ちます。

体の機能を最大限に使う太極拳の発勁の時の呼吸は、他の武道と違ってリラックスして発するのですが、下記の横隔膜と呼吸の特性を見れば完全に理にかなっていていることがわかります。… 続きを読む

太極拳では相手を和合して制するとありますが、具体的にどの様な戦い方をするのですか?

とても初歩的に言うと、相手の力を我が力に。

例えば、相手が顔面の急所人中に、強烈な冲拳による捶を打ってきます。(ストレート)

単鞭の転動の勢にて鬆腰を用い、相手の捶に向かいながら、相手の勁道を相手側に向かいながら外します。

その捶の前進力に転動の勢の右手を相手の推進方向に和合し、相手の推進力をより増します。(まず和合です。武当派太極拳は全てこの理法です。沾粘勁となります。)走勁です。

相手は、和合され、より前に進んでしまいます。… 続きを読む