太極拳の源流は坐道にあります。
坐道でも特に、玄牝抱球を極めれば、太極拳の基本は完成したと言われます。
正座して座り、その膝の上に玉を抱くこの坐道は、このまま立つと站椿になります。
包球站椿は、最も基本的な站椿であり、太極拳の套路の予備式にて玉を抱きます。
武道クラスでは、両手を前から両手でつかまれた場合は、太極拳には多様な技がありますが、この站椿だけで相手を制していく技を稽古しました。
この稽古風景と站椿について、YouTubeに動画をアップロードしましたので、是非ご覧下さい。… 続きを読む
中国の武当山。古代からの太極拳(太極功)の稽古の風景は、私が王師から稽古を受けていたのと同じだそうで、今もその伝統のまま稽古しています。
毎日の套路は、勢の涵養で最も重要です。
勢が無限に広がり収縮する大架式で行います。
そして、その勢を以て人間どおしが重なり合う条件によって、そこに勁が発生します。
これが発勁です。
相手の条件がこちらに向かってきたり、去って行ったりする動きに、自然とこちらの勢いが随います。これが随です。套路にて自分の身体が破綻に向かっていくときに起こる勢です。いわゆるバランスが崩れていくときの勢いです。… 続きを読む
「手で打つな足で打て。足で打つな腰で打て。腰で打つな心で打て」
これは大阪で、30年程前に私と武道について談笑していたときに、剣道範士九段奥園國義さんが、奥園さんの先生から教わったという一節です。
奥園さんは、私の祖父の組織で実戦剣術を教えていた私の剣の先生と私が飲食店に居るときに、どこからか突然現れた人で、後で知って警察関係ぐらいしか知りませんでした。
最近、あることで奥園さんが亡くなったという記事を見て、彼の経歴を詳しく知った程度です。… 続きを読む
①拳脚基本 進歩順捶拳-歩きながら順歩で捶拳を打つ(要訣)歩くように気楽に 進歩拗捶拳(拗歩で打つ)
進歩順捶拳脚-歩きながら順歩で捶拳を打ち、順踢脚 進歩拗捶拳脚(拗歩で打ち後足で踢脚)
②招式 相手の右進歩順捶拳を包球で受けて、続けて相手は左進歩順捶拳を包球で受けて、右攬雀尾や右斜飛式
③拳推手 相手の上歩連捶を左右倒攆猴で受け、次の我が上歩連捶を左右倒攆猴の繰りかえし
④拳推手から招式 上記拳推手から上歩三連捶を白鶴亮翅にて相手の後方に入り摔角… 続きを読む
①散手(運用)
②散手(招式)対打 検査
③太極整体(頸椎調整)白鶴亮翅
④拳脚 採右靠 回右靠
⑤招式 両手で上から掴んできた相手に双分蹬脚。双分蹬脚を指襠捶。
⑥招式 分脚に対する。側行脚 退歩脚
⑦大扌履
以上、記録動画参照。
⑧招式 座っているところを両手を、相手の両手で引っ張られた場合。右抜手左擒拿・後伏虎栽法
(詳細は下記)
■詳細及び記録動画
※本日の練習の相対招式の技術を詳細に記載しています。要訣など、随時加筆していきます。… 続きを読む
①散手(招式)対打 詳細練習 第83式から第88式まで
②招式練功 6右打虎に対する7打左肘(双分して右打虎を我の左腕で受け、野馬分鬃の勢で打左肘を打つ練習)
③招式練功 8右推に対する9左劈身捶(右推を腰腿を使って左後方に走らせ、撇身捶の勢にて左劈身捶を打つ練習)
④招式練功 21上歩左靠に対する22転身按(上歩左靠を随勁にて受け、後ろ体重になったところで相手の靠勁を尽きさせ、その虚を利用して、右足を左に移し、相手の右側に我の身体を写し、即座に右顧して左足を進め双按を放つ練習。相手の勢いに随い相手を走らせ、即座に粘りつき、相手に水の表面張力のように沾り付く練習)… 続きを読む
①擒拿 虎咬反挙(ここうはんきょ)我の右手で、相手の左手の掌側から掴み、金鶏独立の勢により反挙にてつり上げる。経絡を大腸経から心経・小腸経へと変化する勢いの左盼。相手の手が大きくてつかめない場合は、双手虎咬反挙に変化する。相手の左手の背側から掴む場合もある。(裏)経絡が逆に連絡する。
②招式対打(甲乙)
1/甲が左拳で乙の太陽穴を打ってきた場合、乙の左腕にて甲の左手を採勢にて沈め、同時に右足が擺歩に手前に進歩して右拳で甲の太陽穴を打つ。(単鞭の勢)… 続きを読む
①拳脚基本 拗掌打(定から拗) 順掌打(拗から定) 紬糸勁と纏糸勁(蓄勁と発勁)
②拳脚応用 (復習)紬糸冲拳
③攻防基本 虚実(蓄発)(攻防)相手は右捶で我が右胸(又は顔面)をついてくる。我は右腕で搬帯穿掌にて、相手の喉仏の下を虎口で打つ。(解法)顎を引き、腹の前でした十字手をして蓄勁、そこから下十字手を相手の両前の脇腹急所に打つ。「引顎下十字から進歩十字手」(搬帯穿掌の解法に対する解法)その解法に対し、即座に相手の天突穴に労宮穴を当てるように坐腕掌を放つ。相手が腰から力が抜けて崩れるような発勁感覚を練習する。同時に相手の金的に左分脚を蹴り込む。… 続きを読む