▼ ❑ 勢

▼ ❑ 五行

前進、後退、右顧(左顧)、左盼(右盼)、中定

▼ ❑ 五行勢

前後左右に進む

• ❑ 中定

構え

▼ ❑ 前進

• ❑ 上歩

開立歩から片脚を進める

• ❑ 進歩

脚を差し替えて進める

• ❑ 並歩

両足を並行して進める

• ❑ 右顧

• ❑ 左盼

• ❑ 後退

• ❑ 五行転身

前後左右に、右左周りで手揮琵琶の構えを行う。

▼ ❑ 転身運歩法

• ❑ 三角歩法

• ❑ 倒攆歩法

• ❑ 開身

▼ ❑ 四正手

• ❑ 掤勢

• ❑ 扌履勢

• ❑ 擠勢

• ❑ 按勢

▼ ❑ 四隅手

• ❑ 採勢

• ❑ 扌列勢

• ❑ 肘勢

• ❑ 靠勢… 続きを読む

歩法

▼ ❑ 歩法

●基本の上下歩

• ❑ 上歩(じょうほ)

前足を前に上げる。ろう膝拗歩の進歩の時。片方の足の膝を少し曲げ重心を乗せる、もう一方の脚は支えている脚の側を通り前方に踏み出す。足を降ろすときは踵から静かに着地させる。上歩の時の上体は前や横に傾けたり、上下に起伏しないようにおこなう。

• ❑ 下歩(げほ)

後足を後に下げる。斜飛式の後足を後ろに下げるときなど。

●基本の進退歩

• ❑ 進歩(しんぽ)

後足を一日前に進める。前足を出して、後ろ足を引きつけ前に進める。進歩搬攔捶の時の歩法続きを読む

手法

▼ ❑ 手法

勢及び勁を用いて発する手腕による技法

▼ ❑ 挓法 P11

相手の腕を受けあげたり、押したりする。

• ❑ 上挓法 金鶏挓腕 金鶏独立の手法

相手の腕を押し上げ挓す

• ❑ 前挓法 斜飛挓腕 斜飛式の手法

相手の腕を前へ押し挓す

• ❑ 下挓法 倒攆挓腕 倒攆猴の手法

相手の腕を下に押し挓す

• ❑ 側挓法 手揮挓腕 手揮琵琶の手法

相手の腕を横に押し挓す

• ❑ 双挓法 挓双椀 海底針前過渡式の

手法

相手の両腕を挓し上げる

• ❑ 冲拳(ちゅうけん)

進歩搬攔捶の直突き。拳を腰の横から前に向けて立拳でうちだす、肩より高くならない、胸より低くならない、力は拳面に達する。続きを読む

歩型

• ❑ 並歩

• ❑ 開立歩

• ❑ 馬歩

姿勢が前を向いている立ち方である。重心が両方にあるのではない。

• ❑ 弓歩 前実後虚

打ち終わった最終の形であるが、太極拳ではこの形を前体重の残心の運歩として訓練する。後ろ脚は完全に蹴り足になっている。この蹴り足がある形が弓歩であり、馬歩は蹴り足がない。踏み込みを重視。

• ❑ 虚歩 後実前虚弓歩 前実後虚

相手の攻撃を待ち受ける場合の運歩であり、後ろ足に体重をかけ前足にはほとんど体重をかけない。続きを読む

手型

・掌・・・掌心を使います。

・掌根(2種)・・・掌根を使います。五指を開いたもの、五指を折りたたんだものがあります。(熊手)

・拳・・・拳面を使います。二指と三指があります。

・鈎手・・・五指をとがらせてその先端を使います。

・一指・・・掌指を使います。(色々な使い方があります)

・二指・・・掌指二本を使います。(色々な使い方があります)

・三指・・・掌指三本を使います。(色々な使い方があります)

・四指・・・掌指四本を使います。(色々な使い方があります)… 続きを読む

武術の動きをそのまま残す。

套路を演じるときは、武術の大切なところを表現するために、発勁を発するときの細かな動きを修練するため、ゆっくりと動く時には膝をつま先より前に出します。
一般的に日本で普及している健康太極拳とこの一部分をとったとしても違うのです。
膝がつま先よりも前に出るのは、発勁の時の纏糸勁の軸の回転の慣性を利用した、運動力学の新たな考えでもあります。
いま、古式太極拳は健康維持としても国連のWHOなどにも公表されたように見直されています。
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老師たちの套路

太極拳の老師たちは老齢が多く、若い頃に比べると肉体が衰えています。
しかし、年相応に素晴らしい套路ができます。年相応に、限界を超えた套路を表現できるのです。
例えば、膝を出してもバランスが崩れない身体能力もあります。
それは、筋力で動くのではなく遠心力を使っているから衰えないのです。
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勁の段階

太極拳では、以下の段階で滞らず、陰陽和合で勁の段階を終えることを要求する。

●創勁(そうけい)

その勁を作り出そうとする意識にあふれると気、その勁はとても直である。勁の動作の昇降が無い、すなわち起落しがたいため、動きが止まる。

巧勁(こうけい)

巧みな勁に走ると、それが芸になる。ただ、そのコツのみを会得しようとすることで、根本を失う。すなわち、その技やコツに固執してしまうことで、剛くなってしまうと、動きが止まってしまう。続きを読む

勁は修練するものではなく思い出すものである。

力は生まれてから獲得したものである。

力を勁に・・

拳撃における発勁は内勁を外に発する。

力と勁の違い

●身法

力の身法・・・

力は大きな骨を動かす筋肉により発せられる、その骨に由り動くため、力自体は例えば肩や背の内に陥没しているので、その場所だけに起こる。四肢隅々までには達しない。。その骨と筋肉の持つエネルギーによってのみ支えられるのが力。

勁の身法・・・

勁は筋を動かす小さな筋肉によって発せられる、大きな筋肉はそれを補うことになる。小さな筋肉はバランスを整える。身体における生理と直結している均衡反者の筋肉である。その筋は生理の通路や経絡を通じ四肢隅々までに達することが出来る。この全体における力を連動して自然に起こる理を利用した力が勁である。… 続きを読む