開立歩から上歩して上段又は中段などに冲拳で発勁を行う。
手法
▼ ❑ 手法
勢及び勁を用いて発する手腕による技法
▼ ❑ 挓法 P11
相手の腕を受けあげたり、押したりする。
• ❑ 上挓法 金鶏挓腕 金鶏独立の手法
相手の腕を押し上げ挓す
• ❑ 前挓法 斜飛挓腕 斜飛式の手法
相手の腕を前へ押し挓す
• ❑ 下挓法 倒攆挓腕 倒攆猴の手法
相手の腕を下に押し挓す
• ❑ 側挓法 手揮挓腕 手揮琵琶の手法
相手の腕を横に押し挓す
• ❑ 双挓法 挓双椀 海底針前過渡式の
手法
相手の両腕を挓し上げる
• ❑ 冲拳(ちゅうけん)
進歩搬攔捶の直突き。拳を腰の横から前に向けて立拳でうちだす、肩より高くならない、胸より低くならない、力は拳面に達する。… 続きを読む
武術の動きをそのまま残す。
勁の段階
太極拳では、以下の段階で滞らず、陰陽和合で勁の段階を終えることを要求する。
●創勁(そうけい)
その勁を作り出そうとする意識にあふれると気、その勁はとても直である。勁の動作の昇降が無い、すなわち起落しがたいため、動きが止まる。
●巧勁(こうけい)
巧みな勁に走ると、それが芸になる。ただ、そのコツのみを会得しようとすることで、根本を失う。すなわち、その技やコツに固執してしまうことで、剛くなってしまうと、動きが止まってしまう。… 続きを読む
勁
勁は修練するものではなく思い出すものである。
力は生まれてから獲得したものである。
力を勁に・・
拳撃における発勁は内勁を外に発する。
■力と勁の違い
●身法
力の身法・・・
力は大きな骨を動かす筋肉により発せられる、その骨に由り動くため、力自体は例えば肩や背の内に陥没しているので、その場所だけに起こる。四肢隅々までには達しない。。その骨と筋肉の持つエネルギーによってのみ支えられるのが力。
勁の身法・・・
勁は筋を動かす小さな筋肉によって発せられる、大きな筋肉はそれを補うことになる。小さな筋肉はバランスを整える。身体における生理と直結している均衡反者の筋肉である。その筋は生理の通路や経絡を通じ四肢隅々までに達することが出来る。この全体における力を連動して自然に起こる理を利用した力が勁である。… 続きを読む
散手
散手は法型とは違い、発勁そのものを行う。型は散っているものを集めて型にしたもの。型には散が多く含まれている。散は型に包括されている。… 続きを読む
型(けい)
発勁がなされたときの精による形が無数にある。それを勢としてまとめて形にしたものを型という。套路の中の一つの形である。型には多くの用法が含まれている。用法とはすなわち勢によってなされた発勁の精の姿である。… 続きを読む
法
発勁がなされる道理がある。それを法という。ここでは神気精の一致… 続きを読む
発勁
勢により力が発せられることを発勁という。… 続きを読む
太極拳では膝を壊す人が多いですが、膝を壊さず瞑想太極拳まで至るにはどうすればいいですか。
メールでご質問いただきました。ありがとうございました。
もともと太極拳の動きは、基本をしっかりしていないと膝を壊すのは当然の動きなんです。その他の武道も同じだと思います。
日本で普及している太極拳は、お年寄りでもすぐに始めることが出来る運動として普及しています。
しかし、基礎的な武道としての動きの基本を修練していないと、太極拳の高度な動きは当然、膝だけでなく、腰や首などの関節部分を痛めるのです。
そこで、制定太極拳は、その痛めることのない安全な範囲で動けるように制定されたものです。けが人が続出したりすると、もちろん普及もままなりません。