太極拳は細胞レベルでストレスを解消する | NewSphere

武当派の楊式太極拳では、古来から「節節貫穿」という言葉があり、人間の潜在力を開花させるための宗門の行でしたから、それが科学的にもやっと分かってきたようです。
「節節貫穿」については、以前の記事でも書きましたのでこちらをご覧下さい。
https://www.ohtaichi.com/?p=5087

ヨガや瞑想といった精神的な世界観を有する運動はただ人をリラックスさせるだけのものではないようだ。最新の研究によるとこれらの運動をすることによって、ストレスと関係のある細胞の働きが抑制されるのだという。

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がん細胞は脂肪を利用して転移する | Vol. 14 No. 2 | Nature ダイジェスト | Nature Research」

太極拳には、古くから易筋行という位置づけがあります。太極拳は、細胞の、ミトコンドリアをエネルギー発生源とする、即ち赤筋主体の易筋行です。赤筋の多いバランス筋を内勁として動かします。これはほとんど不随意筋で、無意識のまろやかな動きを造り上げます。白筋が多い随意筋は、解糖系というエネルギーの発生システムです。この双方のエネルギー発生システムを使用する筋肉のバランスを維持するのが易筋行です。従って、脂肪が過多になったり、痩せすぎではなく丁度良い体になります。… 続きを読む

キスでお目覚め「お姫様細胞」 小保方さん、幻の命名案:朝日新聞デジタル

太極拳では、体中隅々までまんべんなく、細胞の一つ一つ、いやそれ以上の小さな分子や、原子などの量子の世界まで思いを馳せて、貫いていく響いていく。それを一体であるという「周身節節貫穿」という心意があります。「周身節節貫穿」は細胞の一つ一つ、原子の隅々まで
そして、その一節に添えられる一節は「無令絲毫間断耳」どんなに小さな微塵の隙間も途切れることは無く。「絲」10のー4乗。「毫」10絲、これが太極拳では心身のミクロに対する考え方です。… 続きを読む

最近、怪我がし易い身体になっていて、何とかしなければと思っています。

太極拳などの武道の形を真似るために、その形を作ることばかりに拘っていると、外側の筋肉を使う癖ができ、意識してリラックスしたり、力を抜こうとしても、その筋肉しか動きません。

その上、力を抜くことを意識するので、結局随意筋が主体で動き、内部のバランス筋はその拮抗(神経拮抗)により能力を弱めます。

リラックスや力を抜くも、これも意識すると拙力です。

随意筋のどこかの力を抜くと、どこかの随意筋に負担がかかり補います。随意筋はこれしかできません。相互作用です。運動神経が働きます。すると、そのリラックスした以外の、負担を受けた随意筋の深部にある箇所に急激な力が加わります。… 続きを読む

香港 – 太極拳

27年前ほど、日帰りなど週に3回は行ったり来たりしていた香港、ここで太極拳を行う人は、この記事のように、いつも武を話します。(参考)
私も、今は無き九龍城で、裏社会に住む人に太極拳を教えていましたが、住民達は套路よりも武道に興味があり、困ったものでした。套路も大切なので、武道の興味を引きつけてしっかりと痛い目をさせてから、套路を教えましたが、やはりこれはうまくいきません。本来の人間の潜在能力にある気勢をしっかり思い出すには、毎日しっかりと気勢のある套路を行うのが最も大切です。… 続きを読む

Nature ハイライト:幹細胞の「健康」はオートファジーによって維持される | Nature | Nature Research

 私たちの健康は、太極拳の医武同源の根本にある「整体」という思想においては、ホリズム「全体観」を以て維持されています。

全体観とは、例えば病気だけを取り上げて考えてみると、一つの場所にある疾患は、その場所だけの問題で起こるのでは無く、環境や心を含む全体的な状態で起こっていると考えられています。

このようなホリズムは、世界最古の医学といわれている「シッダ医学」の根本原理であり、その原理はインドから中国に伝わりました。そのためかどうか分かりませんが、シッダ医学のシッダ「特別な能力を持った医師」の一人が、タオの創始者である「老子」になったという説もあるほどで、老子の考えもホリズムの視点に立った全体論です。… 続きを読む

神経の同調を回復させてアルツハイマー病を治療 | Vol. 14 No. 3 | Nature ダイジェスト | Nature Research

気の出入りにも正確なリズムがあります。これが「気機」です。これが乱れると様々な障害が出ます。リズムの根源は「無極」そこから二つの01のリズムが生まれ、陰陽可分で細分化されていくと、このような神経の電気信号の-+に、そしてもっと細分化していくと量子論の世界のリズムになっていきます。
リズム感はパーカッションなどを叩くのに表れます。このようなリズム感は実は、マクロミクロの空間、過去未来の時間、全てに繋がるということを太極拳では考えています。… 続きを読む

太極拳の無極は、仏教の空のようなものですか? 無も有も包括するような?

 

 「無極」は、「空」ですらありません。「空」は相対性の視点です。「空」といった時点で、「色」が生まれます。

「空」は、「色」とは何か、即ち、目に映る現象とは何かを解決するための理論です。

だから相対性すらない「無極」には「空」も含み「空」は含まないともいえます。

しかし、「無極」から有無が生まれ、うまれたものの状態は相対性において「空」という「無極」と同じ不確定性というカオス(混沌)の性質になっています。… 続きを読む

現在頸椎ヘルニアで、先日、ドアを強く開けようとしたら開かず、首が鞭打ち状態になってしまい、更に悪化してしまいました。その鞭打ちになった時が、頸椎もリラックスしていて力が抜けている状態で、逆にガクンっ、となってしまいました。

 大切なのは、何をするときも、意識しないことです。ドアを開けるときも太極拳の無為自然の発勁で開けます。気持ちよく楽しく開けることです。何も考えないと凄い力が出ます。無理は絶対にいけません。何事においても無理がない日常を送ることが大切です。

特に、リラックスという意識が最も危険です。

放松(放鬆)はリラックスという意識では無く、無為自然にあたりまえに存在する自然な鬆らかさですから、リラックスと意識すると本末転倒です。… 続きを読む

頸椎と背骨について、質問なのですが、 特に頸椎は中の方も力が抜けていた方が良いのか、 中の方だけ少し圧力や力がかかってしっかりした方が良いのか、どちらなのでしょうか?

頸椎周辺の下頭斜筋・上頭斜筋・大後頭直筋はバランス筋ですから、全体のバランス筋の総合力で鬆らかく(柔らかくではない)かつ弾力があり、気勢も溢れ、外側の筋肉はそれに従い動くことが大事です。外側が緊張したり、又力を主にしたりすると、その直線的でおおざっぱな動きが内部の頸椎周辺を損傷します。中の方に圧力を加えるも力も加えるも良くありません。そうではなく、下頭斜筋・上頭斜筋・大後頭直筋などが無意識において、主なのです。脳の深いところで、恒常性を維持するためにそのバランス筋を動かしますから、一切意識せず、本来の自然な生命力に従っていればいるほど、良く働きます。逆に無理な意識したり、意念を持つと外側の随意筋が動きますから、全て意識せず意念せず無為自然に動いていれば、勝手にバランス筋は大いに働き、もとの先天の能力を取り戻します。そんなことあまり考えないで、自分の先天の能力を信頼して、ゆっくりと套路をやっているのが一番です。… 続きを読む